これまでのほとんどの記憶は忘れて、新しい記憶が更新されていくのに、過去の所々の忘れられないシーンが何個かあります。
特にそれは悲しかった記憶や辛かったことなど…私の中ではマイナスなことが残っていたりします。
『インナーチャイルド』と言う言葉を聞きますが(インナーチャイルドとは、心理学用語で「自分の中にいる内なる子ども」を指し、幼少期のネガティブな感情や記憶を意味します)、それなのかなぁ、と確かに思い当たる節もあります。過去のネガティヴが大人になっても影響していることは、よく聞く話です。
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私の子供が通っている学校は、スクールバスで片道約1時間かかります。
娘が学校で体調を崩したとき、なかなかお迎えに行くのが大変です。仕事を優先することは、共働きが当たり前になってきた昨今では仕方ないことなのかもしれない。
正直、幼い子なら絶対迎えに行くけど、中学生や高校生なら少しくらい我慢してバスで帰ってきて欲しいと思ってしまいます💦そんな時、私の記憶が蘇ります。
私の両親(今現在は二人とも他界しております)は私が幼い頃から自営で飲食店を経営していました。共働きで長時間働いていたので、祖母が朝ご飯の担当をしていました。
両親は私たちが登校してから起床して、私たちが就寝した後に帰宅していました。休みの時しかゆっくり一緒に過ごすことはなかったです。
体調を崩したとき、母が少しだけ部屋を覗いて声をかけてくれましたが、祖母に任せてそそくさと仕事に向かって行く姿に、寂しくて涙がとまりませんでした。
その記憶が今でも残っています。
『そばにいて欲しい』
それを言えず、寂しさの記憶が残ってしまいました。
なのでできるだけ子供の体調不良で学校から連絡があったとき、仕事中でも許される範囲で迎えに行ったりするようにしています。
今回まさしく次女が熱が出たと学校から連絡があり、仕事を切り上げ迎えに行きました。特に次女は私に気を遣って気持ちを抑える方なので、この経験談を伝えました。そしたら私が迎えに来ることを聞いたとき、すごく嬉しかったし安心したと素直な気持ちを伝えてくれました。その言葉で確信しました。母親に感じた体感は人生に影響するんだなと。
色々と深い。私のインナーチャイルドとも向き合って行かねばと思った週末でした。
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